Neon Serverless PostgreSQL 冗長化
従来の NetBird では、単一サーバー上の SQLite ファイル、または自前運用の PostgreSQL コンテナに状態を保存するのが一般的でした。しかし、この構成ではサーバー障害時に管理機能が停止する単一障害点(SPOF)となっていました。
AegisMesh は、クラウドネイティブな Neon (Serverless PostgreSQL) を標準バックエンドに採用しています。
ステートレス冗長化の設計思想
flowchart TD subgraph Compute["ステートレス管理ノード (トラフィック無制限VPS)"] Node1["Management インスタンス 1 (東京)"] Node2["Management インスタンス 2 (大阪)"] end
subgraph Data["フルマネージド・データベース層"] Neon["Neon (Serverless PostgreSQL)<br>・自動フェイルオーバー<br>・常時自動バックアップ<br>・ポイントインタイムリカバリ"] end
Node1 <-->|コネクションプーリング (SSL)| Neon Node2 <-->|コネクションプーリング (SSL)| Neon1. 管理プロセスの完全ステートレス化
Management サーバープロセス内に永続データを一切保持しないため、サーバーが突発的にダウンしても、待機系の別インスタンスが瞬時に同じ状態を引き継いでAPIおよびgRPCストリームを継続できます。
2. Egress(データ転送量)課金の極小化
P2P暗号化パケットなどの大容量トラフィックはデータプレーン(WireGuard/Relay)側を直接通過するため、データベース側には「端末メタデータ」「ポリシー設定」「認証トークン」などの数KB〜数MB程度の極小トランザクションしか発生しません。 これにより、高可用性を担保しながらクラウドデータベース費用を極限まで低コストに抑えることが可能です。